【読書】前向きになんて生きられない人に。オードリー若林著『ナナメの夕暮れ』
(夏休みの読書感想文以来の、読書レビューなるもの)
オードリーのオールナイトニッポン(ラジオ)は
ほぼ当初から聞いている。とても面白い。
ある日のラジオで、若林(若様)は、こんな事を言っていた。
『小学生の時に、なんで円周率が3.14なのかが納得が出来なかった』
印象に残った言葉。確かにそうだ。
学校(社会)は『公式』は教えてくれるが
『公式』がどうやって出来ているか、までは教えてくれない。
ずーっと、自分の心に引っかかっていたモノを言葉にされた気分。
『そんな事は気にせずに、淡々と問題を解いていく人が偉い』
という事も言っていた。
世の中の仕組み(公式)に、いちいち疑問を持ってしまうタイプの人間は
【めんどうな人】で、なかなか社会とうまく付き合えない。
他にも症状としては
・学園祭で盛り上がらずナナメに見る【冷笑主義】
・スタバでグランデを頼めない【自意識過剰】
などを拗らせ
【社会とうまく付き合えず、生き辛い人】
に、この本は書かれている。
【明るく楽しく生きるセンスがない人】向けの本であり
運動音痴的に、【楽しく生きる音痴】な人向けの本だ。
そして、過去のエッセイ
には、おぼろげにしか無かった、答えのようなモノ
『じゃあ、そんな人間が少しでも楽に生きるには?』
が、今回の【ナナメの夕暮れ】にはある気がした。
少なくとも私にはあった。
そんじゃそこらの
【ポジティブに生きよう!!】みたいな自己啓発本より
絶対にいい。
もっと早く読みたかったな。
余談ですが、スターはともかく
私みたいなもんが、人の記事にしょうもないコメントを書いて
お時間・お手間を取らせることは、マイナスなのではないか?
結果、嫌われるんじゃないか?
と、日々考えて悩んでしまう。面倒な人間が私です。